ブレイジングサドルズの敷地内には、何十頭もの牛が放牧されており、自由に歩き回っています。
ブラーメンと呼ばれ、インド原産の牛を元に、アメリカ合衆国で1800年代に肉牛として確立された最初の牛であり、長い歴史があります。
特徴はラクダみたいな背中のコブと、垂れ下がった首もとの皮で、
コブには脂質が大量に含まれており、水と食物無しでも1週間程度は生きられ、
また首の皮には汗腺が発達していてラジエータのように熱を発散して体を冷やす役割があり、暑さに対する適応性もあります。害虫や病気にもたいへん強く、とても頑丈な牛さん達です!
その頑丈さ故、オーストラリアでの飼育スタイルは手間の掛からない放牧が一般的です。
彼らは放牧のため、草しか食べません。そのためほとんどが赤身で硬いお肉であり、部位にもよりますが基本的にシチューなど煮込み料理向けです。
日本人は脂ののった軟らかい肉を好むため、日本のスーパーで見られる”オージービーフ”の多くは
牛舎で飼われ、穀物や人工飼料で育てられた牛達です。その分価格は割高になります。
HONDA